前々回の記事で最近のものづくり系の近況を書いた。
その後いろいろとやってたので、今回はそのあたりのことを書いてみる。
イメージにまるで追いつかないミニチュアネコ作り…
前々回の記事でも書いた通り、ミニチュアの籐椅子単体じゃなく、ちょっとしたジオラマというか、ビネット?というか、なにか展開してみたいと思ってて、こんな感じに、と思い描いてたのが「動物」と「植物」を絡ませることだった。
「籐椅子に蔦が絡まり、あちこちから花が芽吹き、動物が骨を休めてる」
前々回の記事に書いたそういうイメージ。
で「kerri pajutee」って人の動物や猫にたどり着いて衝撃を受けた、みたいなところまで前々回の記事で書いてた。
で、その後のネコはというと…
これだけ見てもなんのこっちゃ全く分からないと思うw
スカルピーでとりあえずこのくらいで良しとしよう、みたいなところまでまずはネコフィギュア作って、その後毛を付けるところまで行った。
行った、んだけど、どうにもうまく行かず、まあ最初はこんなもんかな、と妥協しようと思ったんだけど、どうしても納得行かず、泣く泣く全部削ぎ落とした。
この画像はそういう状態の画像w
ミニチュア籐椅子とかと違って、とにかく作り方が分からず、最初の段階から試行錯誤を繰り返しつつ進めるしかないのでじれったい…
とにかく難しい。
静物から生物になるとここまで難しいか、と凹むくらい難しい。
いやもちろんミニチュア籐椅子も最初はなんて難しいんだ、と諦めかけたりしてたので、ネコもきっとできるようにはなると思ってるんだけど、その道程はまだまだ長い気がする…
ハウツーがありがたすぎるミニチュアフラワー作り
という訳で、ミニチュアネコ作りを仕切り直しにして、もう一つの「植物」の方。
「絡まる蔦」を作ろうとは思ったんだけど、ちょうどミニチュアロージーさんの本を見つけたのもあって、まずは花を作ってみようかとそちらをチャレンジしてみた。
やっぱりハウツー本の存在というのはめちゃくちゃ大きい。
プラス、ミニチュアロージーさんはほんとにありがたいことに動画も公開してくれている。
(出典:YouTube Miniature Rosy Yukari Myazaki)
色々作ってみたいものはあったんだけど、まあテッパンというか、まずは薔薇でしょって感じでしばしバラ作りに没頭。
難しくはあるんだけど、手引きになるものが存在することで、どうやればいいのか分からずに止まってしまうこともなく、練習を続けられるのが素敵だ。
何度も失敗を繰り返しつつ、どうにか少しは納得できるものも出てきた。
この花作りは、造作の難しさもあるんだけど、色を作る難しさというか、カラーセンスみたいのも問われる気がして、カラーセンスまるでなしの自分からすると、なかなかハードルは高い気もする…
イラストもモノクロが好きだし…
という訳で、ミニチュアフラワーをやってみたことで「絡まる蔦」の構想?も少し見えてきた。
もの作りに集中するための環境作り
ミニチュアロージーさんの動画を見た時に、プロの技に驚嘆しつつ、何よりも「机の上がキレイ」ってことに衝撃を受けたw
普段の自分の環境はというと、最初は整理されてるものの、没頭するとすぐにとっちらかってめちゃくちゃ、どこに何があるか分からなくなって、探してるうちにさらにめちゃくちゃ、集中力も途切れる、みたいなことが多々ある。
おまけに、無理な体勢、変な姿勢でずーっとやってるから、終わると身体中が痛くてしんどかったりする。
ミニチュアネコを作ってみて、籐椅子や花よりもレベルが上の細かい作業が必要と感じて、まずは環境の整備が必要と思った。
以前からものづくり環境を整えたいと思ってたのもあったので、存分に創作に向き合える環境を作ろう!ってな感じで部屋中を大幅に模様替えしたりもしてた。
イメージ先走りで先に作った籐椅子
ある程度環境が整備?された段階で、中途半端になってたミニチュアラタンチェア、つまり籐椅子を完成させた。
以前中途半端な状態を記事に上げてあ作ってた「オレンジポップ」と
その他に2つ作ってて(3つ作ってたんだけど、一つは失敗…)その2つも完成させた。
それぞれにネコと花のイメージを持ちつつ作ってたんだけど、ネコが予想以上に難しくて完成まで程遠いので、とりあえず今回は籐椅子単体で完成させることにした。
ちなみに最初のイメージとしては、製作途中だったオレンジの籐椅子に黒猫と赤いバラというコテコテの?イメージだったので、上のネコの画像ははぎ落とした黒い毛まみれになってるという理由w
あらためて思い知る神の手にため息ばかりかな…
という訳で、ものづくりの近況とネコ作りのその後などを書いてみた。
とりあえず籐椅子とミニチュアフラワーはひとまず横に置いて、ネコの完成度を高めるつもりでいる。
…んだけど、ほんとに難しくて、見慣れてるネコの顔でも形にしようとするとこれほど難しいものなのか、とあらためて造形師さんを尊敬した。
そしてさらに尊敬するのは、やっぱり「kerri pajutee」氏。
造形自体もちろん難しいんだけど、さらにこれに毛を付けて瞳を入れて、あれだけのクオリティに仕上げるというのは、まさに神の手だと思った
一体どんな風に作ってるのか、ハウツー本が欲しい人はきっと世界中にいるだろうなあと…。
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