充実感と虚脱感の中で
描かせてもらってたイラストが仕上がった。
今回のイラは妄想先行でミスったのもあって、自分史上一番長く関わってたイラなので、虚脱感もなかなか大きい。
いつも何かを描いたり作ったりした後は、充実感とともに少しの間空っぽになってしまう感じがある。
そんなボーっとした感じでネットを見ていて、今更ながら「えんとつ町のプペル」が無料公開されてるのを知った。
今さら知った「えんとつ町のプペル」無料公開
技術的な引き出しがもの凄く少ないので、イラストを描く時は色んな人の作品を見てパクリ参考にしながら描く。
モノクロのイラしか描けない自分としては、好きな作品集とかもそっちよりの方が多い。
キングコング西野さんの作品もその中の1つで、「オルゴールワールド」「ジップ&キャンディ」とかも参考にしようと見て……もとても参考にできるレベルじゃないのでただただ見入ってしまうのだがw
でそのキンコン西野さんがカラーの絵本を出すってことで、忘れずに購入しようと思ってたのにまんまと忘れて、今回検索してたら、無料で公開されてるとのこと。
まあ「中身検索」みたいな感じで数ページ公開してるのかと思ったら「全ページ公開」!
↓
大ヒット中の絵本『えんとつ町のプペル』を全ページ無料公開します(キンコン西野)
(出典;Spotlight)
西野さんが無料公開に踏み切った理由
↓
お金の奴隷解放宣言。
(出典:キングコング西野オフィシャルダイアリー)
追記: 上記記事を掲載していたブログサービスは終了た模様。
購入すると思うので見るのどうしようか迷ったけど、まあ手にとって見るのとは全然違うのでチェックしてみた。
「カラーとモノクロ」「アートと絵本」?
もともと「オルゴールワールド」とか「ジップ&キャンディ」とかにしても、本人がどう思われてるかや、区別が必要かは別にして、「絵本」というよりは「アート作品」かなと思うんだけど、
個人的な印象として今回の「えんとつ町のプペル」は「絵本」としての存在感はより出てるのかなあと思ったりする。
それはやっぱりカラーとモノクロの世界の違いだと思う。
写真にしてもカラーと白黒じゃ受ける印象は全く違うし。
そしてこの受ける印象ってのは大人と子供でも当然違うはずで、純粋に子供が見る絵本としては、やっぱりカラーの方が楽しいんじゃないかなと思ったりする。
すでに子供の頃の感性なんて錆びついてしまってるオッサンには、モノクロとかセピア調のものが「アート」として自然に認識されてしまう部分がある。
だからオッサンの感性で「オルゴールワールド」とか「ジップ&キャンディ」を見ても、自分の中では「アート」に勝手に分類されてしまったりする。
でももし自分が子供だった頃に「オルゴールワールド」とか「ジップ&キャンディ」を見たらどう思っただろうと考えると、つまらない本になった可能性は少なくないんじゃないかなと思う。
もちろんストーリー自体の大切さはあると思うけど、「絵本」としての魅力はやっぱり絵があってのものだと思うし。
想像だけでも子供に戻って見てみれば、カラフルで凄く綺麗な絵があって、めくるめく世界が存在していて、なにやらその世界でものごとが起こってるらしい、そして「え!?なになに!?なにが起こってるの!?」って感じかなあと。
それこそが純粋な絵本かなと思ったりする。
もしそうであるなら、見てみたいと思う子供は多いんじゃないかと思うし、そうなれば確かに2000円は高い。
西野さんが言うように
《自分は『えんとつ町のプペル』を子供にも届けたいのに、たった「お金」という理由で、受けとりたくても受けとれない子がいる。》
のは確かにきっとその通りで、だから無料にすると言うのは最もだ。
本当にそれをやるかどうかは別だし、一般論?として絵本に心ときめかせる歳の子供たちであれば、2000円が影響するのは親の方になんだろうけれども…。
西野氏の原画展はちょっと痛い記憶と共に…
「えんとつ町のプペル」からはちょっと脱線した話ではあるんだけど…。
実は以前西野さんの原画展を見に行ったことがある。
いつだったかなと調べてみたら2014年とのこと。
すでに3年も経っていたとは… orz
この原画展も入場無料で、確か自分が行った日の前日だか、後日だかに西野さん自身のトークショーもあった記憶がある。
ずっと絵本を見ていて、この線は一体どうやって描いてるんだろうとか思う部分が多かったので、トークショー行って実際に本人に聞いてみようかとかも思ったんだけど、
この日は横浜のライブバー KAMOME で知り合いのタップダンサーさんのライブがあったのでそのまま関内で開催されてる原画展に足を運んだ。
結局どんな風に描いてるかは分からなかったものの、友人と3人で驚きながら鑑賞した。
帰り道、オタクの悪い癖全開で、友人2人にこのイラストが凄いだのこの作家さんが凄いだの、ハイテンションで1人でベラベラしゃべりまくってしまった… orz
見送りもろくにせずに、我に返って「ああ…またやってしまった…」とスコーンと崖から転落するように凹んだ…
そんな胸の痛みもチラッと蘇ってしまう記憶なのだった…
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