最近はすっかりこればかりなんだけども、今回もミニチュア籐椅子のこと。
今回作成したのは同スタイルの色違い3脚。
いわば「ベーシックタイプ」みたいなこの3つの籐椅子を作るに至った経緯などを書いておく。
実物を手にとって欲しいという思い
これまでに1/6のミニチュア籐椅子は6脚作成、5脚をヤフオクに出品し、ありがたいことに全てご落札いただいている。
(1脚は作成途中放棄なので未完成…)
ヤフオクに出品するまでは売れるかどうか半信半疑で、もっと言えば興味を持ってもらえるかどうかも分からなかった。
でもこれまで出品してみて、入札してくれるかどうかは別として、「ウォッチリスト」に登録してくれる人が結構いることが分かった。
まあこの「ウォッチリスト」に加える理由というのは人それぞれ分からないので、欲しがってくれてのことなのかは分からないけど、少なからず興味は持ってくれてるんじゃないかと。
とは言え、作るのはなかなか時間も手間もかかる上、作成前はざっくりとしたイメージはあるものの結構行き当たりばったり、思いつくままに編んでいく感じなのでやり直しも多く、さらに時間がかかる結果になっていた。
それはそれでいいとは思うんだけど、たくさんの人が興味を持ってくれるなら、たくさんの人に実際に手にとって欲しいと思うのが本音。
もちろん買ってくれればありがたいし嬉しいけど、何よりも現物のそれを見て欲しい、触ってみて欲しい、みたいな感覚が強くある。
それは自分自身がそう思ってきたというのもあるし、やっぱりいくら綺麗な画像に仕上げても本物の持つ迫力?のようなものには叶わないと思うから。
これまで色んな作家さんの作品展や個展などに伺っては、本物の迫力を味わってきた。
自分ごときものの作品でも、例えばイラストのコピーしか見たことのない友人に生の原稿を見せると、思いの外驚いてくれたりする。
自分でも、現実的には無理ながら、年賀状もコピーじゃなく全て肉筆イラストで送りたいくらいw
同じように、いや多分立体物ならなおさら、本物を手にした時の驚きは結構大きいんじゃないかなと思う。
実際、ヤフオクの落札者様も現物に感動してくれているようなので、これは嬉しい限り。
ドラマ「量産型リコ」オマージュ?の籐椅子
全く違う話になるんだけど、「量産型リコ」というドラマが先日までやっていて、毎週すごく楽しみだった。
ドラマなんてしばらく全然見てないけど、なんとなく見始めてみたら、なんかほっこりというか、穏やか~な世界観で毎週すごく癒やされてたw
それを見てて ( ゚д゚)ハッ! としたのが「量産型」というキーワード。
今までのように1点1点こだわりまくって時間をかけて作るのもいいかもだけど、ある程度ハショリつつ、決まった形で作るようにすれば、もっとたくさん作れるようになって、もっとたくさん手にとってくれるかも!
(もっとたくさん売れるかも!(`ω´)グフフ )
という訳でとりかかったのが今回の「ベーシックタイプ」みたいな籐椅子。
「量産型」とは言えショボくてチープなものになってしまっては意味がないので、かっこ良くありつつ早く編めるデザインを色々考えてみるのと同時に、以前から実現してみたかったものの、やり方を思いつかなかった背もたれの「色違いのひし形模様」も研究、ようやく形になった。
同じデザイン、同じ色でもいいんだけど、同じものを作れるということはどんな色にしても対応可能ということでもあるので、せっかくなので色を変えて3脚作ってみた。
もちろんクッション部分も同じなので、色々変更してみることもできたりする。
今回組み合わせてみたのは下の3つ。
今回は敢えて色を組み合わせるタイプで色々試してみたけど、さらに違うデザインの量産タイプや、単一色でのタイプなど、色々試してみたいこともでてきたので、早速次のタイプを妄想しているところ。
「量産型」とは言え妄想に追いつけるほどに早く編めないのはちょっとだけジレンマ 笑
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