何か作りたいなぁと思いつつ、色々やることあったり、何作ろうかなぁと悩んだりで結局何もしてなかったので、取り敢えず椅子作ってみた。
なんで椅子?ってのは、以前たまたま有隣堂で「ドールハウス教本」って本を見て、
籐椅子のミニチュアすげぇー!!
と思ったので、いつか作ったろうと本だけ購入していたから。
この本「教本」ってくらいで籐椅子の他にも色々載っていて、見て、想像してるだけでも楽しいので、細かいもの作るのが好きなら見てみるといい。
アートフラワー用ワイヤーをよってみる
本の材料として「フラワー用ワイヤー24か25番太巻きワイヤー」と書いてあったんだけど、「太巻き」ってのが意味不明なので、24番をよって太くしてみた。
バイク用で使ってたバイスグリップがあったので、それを使いつつせっせとよる。
※以下画像クリックでデカい画像&スライド
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よったものを指定の長さと本数でカットして、アクリル絵の具で茶色っぽく着色。
実はこの時本数を間違えてて、後でマジックで塗ったのを足した。
土台となるクッション底部分を穴あけ
本にはシート下の土台となる部分の原寸サイズが載ってるので、それをトレースしてワイヤーを通す穴を開ける。
最初はこの板を1mm のバルサを重ねて使おうかと思ってたんだけど、ワイヤーの硬さを見て、これは耐えられないだろうなということで、家にあった3mm のベニヤをカットした。
ただ、ベニヤは合板なので、細かい細工には向かない。
今回みたいにかなりキワまでピンバイスで穴開けとかすると簡単にかけてしまうので、やっぱり一枚板がいいと思う。
取り敢えず今回は注意しながら穴開けしたあと、木工用ボンドで補強しておいた。
ワイヤー接着、座面上部編み込み
全部の穴開けが終わったら、ワイヤーを通して木工用ボンドで接着。
やっぱり「太巻き」ってのは「よる」のとは別物だなと思ったのは、穴の大きさも指定あるんだけど、その大きさじゃ入らないからw
これがなかなか困った。
あとコンマ何ミリか大きくしたいんだけど、そんな太さのドリルない…
穴が割れてしまわないように、慎重にちょっとずつ広げて接着 (;´∀`)
ボンドが乾燥するのを待って編み込みの開始。
今回用意したのは革細工用の「蝋引きの麻ひも」。
本には「ウィッカーコード」って書いてあるんだけど、それを見つけられなかったので、なんとなく雰囲気の近い「ロウ引き紐」を用意した。
以前革細工やってみた時の余りがあったんだけど、今回「10m」って書いてあるのでとても足りないと思って「20m」のものを購入。
結局そんなには使わなかったんだけど。
「蝋引き」なので糸自体はほつれなくてやりやすいんだけど、べたつくのがなかなかイヤ。
そして本の写真と比べて太さが足りない感じ。
編み込んでもすき間が目立ってしまう。
隙間をなくすようにと詰めて編むことももちろんできるんだけど、それだと大分寸法が狂ってきそうなのと、思ったより色が濃いので編み目が映えなくなってしまう感じ。
ということでなるべく隙間をなくしつつ、微妙な隙間をとりつつアミアミ。
で、もちろん本に説明があるんだけど、分からない部分も多くて、写真と説明が違ってたりする?のもあったりとかでかなり試行錯誤…
なんとか座面から背もたれ部分を終了…したんだけど、背もたれ部分は模様編みしてるので、本当は模様が浮き出るんだけど、色の黒さと編み方失敗?で全然分からず… orz
座面下部編み込み
今度は座面下部と足部分の編み込み。
ここでも細かい編み方がよく分からず何回かやり直してなんとか終了 (;・∀・)
シート作成
シート部分もスポンジと布で作る。
今回チョイスした布は3枚。
蝋引き麻ひもが思った以上に黒いので、明るいのを選んでみた。
厚紙にスポンジを貼って、上から布をかぶせて裏で接着。
スポンジは隙間テープを流用。
仕上げ作業
作業は最終段階。
ここで今回一番失敗したと思う事態 (;・∀・)
編み上がった状態で、余分なワイヤーをカット、背もたれ部分の上部はクルンと外側に曲げるんだけど、よったワイヤー硬い!
もっとクルンさせたかったんだけど、ラジオペンチでの曲げはここまでが限界。
これ以上曲げようとするとひもがほどけてひどいことになってしまうので…
その後シートを接着し、見えてしまう木の部分に三つ編みした蝋引き紐を巻きつけて完成…
といきたいところだけど、やっぱり蝋引き紐がちょっと細いのか、木部が見えてしまうので、隠すように追加で接着してなんとか完成。
ドールハウスサイズのラタン家具【籐椅子】 完成写真
という訳でぶっちゃけ失敗となった作品ながら完成したものを。
横から見た画像でも反省点…
これは座りにくいだろうなと( TДT)
もうちょっと後ろにそってた方がいいと思うんだけど、編んでるうちにやっぱり少しづつ締まっていってしまって、収拾がつかなくなる。
という訳で難しいんだけど、なかなか面白くて、だがしかし研究の余地ありだなと。
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