前回の記事で、ミニチュア猫の顔と手をミニつぐらに入れるという「つぐら猫」の作成報告をした。
この時作った「つぐら」はもちろん自分で編み上げたものなんだけど、久しぶりの「編みもの」がなんか楽しかったので、「編みものフェチ」の血がムラムラと… 笑
という訳で、今回は久しぶりに作ったミニチュア籐椅子に関しての作成報告と気付きや発見などを。
久しぶりにミニチュア籐椅子作りを再開した流れ
これまでに作成したミニチュア籐椅子はすべて1/12のドールハウスサイズで、きっかけは下の本を本屋で立ち読みして衝撃を受けてソッコー購入したから 笑
(ちなみにミニチュア籐椅子の作り方が載ってるのはVol.1の方)
で、試行錯誤しながら作り続けたこれまでのミニチュアの籐椅子作成に関して興味のある方は下のカテゴリー
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1/12サイズのミニチュア籐椅子に関しては、一昨年の暮れ辺りから「ミニチュア猫」作りにハマってしまったのですっかり離れてたんだけど、その当時の新作はロー引き糸で編み上げてた。
で、今回「つぐら猫」作ろうと思い立って、これもロウビキ糸で編んだんだけど、最初にイメージしてトライしてみたのはエコクラフト、つまり「クラフトバンド」とか「紙バンド」とか呼ばれるおなじみの素材だった。
ミニチュア籐椅子の初期作品を見てもらうと分かるように、最初の頃はこのクラフトバンドこそが「籐」らしさでは一番じゃないかな?と思ってたんだけど、結局ロー引き糸に変更してしまったたことでストックも結構残ってたし。
で、今回も結局「つぐら」はロウビキ糸で作ったんだけど、で久しぶりに「編みもの」したらすごい楽しくなってしまって、それなら久しぶりに籐椅子作ろう、クラフトバンドで作ろうってことで、1/6サイズのミニチュア籐椅子を作ってみた、という流れ。
1/6のミニチュア籐椅子はクラフトバンドがいい理由
実は「1/6サイズミニチュア籐椅子構想」は1/12サイズの籐椅子を作っている時からあることはあった。
結局ミニチュア猫作りに走ってしまって棚上げになってしまってだんだけど、今回あらためて1/6のクラフトバンドミニチュア籐椅子を作ったことで新たな発見や気付きがあったので、その辺りを書いてみる。
まず最初に言えるのは、ミニチュア籐椅子を作ってみたい場合、
ってこと。
これは最初に紹介した本を見ながら作るような初心者さんにしろ、リアルなラタンチェアを1/12サイズで作ってみたいという人にも、まずは「1/6サイズ&エコクラフト」での作成をオススメする。
今回作成段階の画像を全然撮影してないのは、もちろん「慣れ」はあると思うけど、それくらいあまり悩まずにノンストップで作成できるってことでもある。
(いや、言い訳じゃなくて…笑)
1/6サイズにすること、エコクラフトにすることの利点として
などあると思うので、一つ一つ簡単に解説してみると…
・取り回しの問題
取り回しというか、編み方そのものの問題。
エコクラフトやクラフトバンド、紙バンドなど触ったことがある人は分かると思うけど、1本ずつにばらしたとしても、それなりにしっかりして固く、強度もある。
これは1/12サイズのミニチュア籐椅子を作る上ではかなり不利な点になる。
1/12サイズだとワイヤーも細いものを使うことになるし、ワイヤー間の間隔も狭いので、編んでる最中に簡単に曲がったりしてしまってかなりのストレスになると思うんだけど、1/6サイズであればその辺りは全く問題ない。
今振り返って、よく1/12サイズで作ってたなと我ながら関心する 笑
・接着の問題
これは編んでる最中は特に問題ない(途中で足りなくなるなどなければ)んだけど、最終的な仕上げ段階で座面の周りやフチをどれだけキレイに仕上げられるか、みたいな所に関係してくる。
座面周りやフチをキレイにしたい場合、別で作った三つ編みヒモなどを接着したいんだけど、ロウビキ糸の場合その名の通りロウが塗ってあって、そのままでは接着剤が通用しない。
なので炙ったり洗剤でこすったりなどロウを落とす作業が必要なんだけど、慣れない内はこの作業でヒモが焦げてしまったり、色が落ちてしまったりなどキレイにしたいのに本末転倒、なんてことになりかねない。
その点エコクラフトなどの紙バンドであれば木工ボンドで接着できるし、すぐに作業に取り掛かりたいって場合は瞬間接着剤でも全然オッケーなので、作業効率も格段にアップする。
・ベトベトの問題
これはロウビキ糸の良さでもあるんだけど、本来は革細工などに使うための糸なので、そもそもが籐椅子作りには全くの不向き…笑
編んでる最中ずっと手がベタベタで、これが地味に結構なストレスだし、気をつけないとゴミやホコリがたくさんついて一緒に編み込んでしまったりなんて最悪のパターンもありえる。
クラフトバンドであればそんな問題も全くなし。
・色の選択、入手方法などの問題
クラフトバンドでミニチュア籐椅子を作ってる人がどれくらいいるのかは分からないけど、エコクラフトのカゴ作りなどは今すごく盛んなので色も豊富だし、品質的に落ちるにしても100均でも入手できたりするので、気軽にはじめることもできるはず。
場合によっては着色して使うことも可能だし。
ロー引き糸になると色の選択肢も狭まるし、購入場所もなかなか困る。
もちろん今ならオンラインで購入できたりするけど、やっぱり実物を見てみないと分からないって部分はある。
という感じでラタンチェアを作りたいってなったら、エコクラフトなどのクラフトバンドは魅力的な素材だし、その素材の良さを活かして作れるサイズはやっぱり1/6 ということになると思う。
デメリットを上回るメリット
エコクラフト(クラフトバンド、紙バンド)の利点を書いては見たけれど、もちろんデメリット、不利な点もある。
それはやっぱり固さの問題で、慣れない内は指先が結構痛くなると思うし、腕や肩も凝るはず。
ただ、これも1/6サイズになることでかなり軽減できると思うし、飾り編みの種類も色々試せるようにもなるのは1/12サイズではとても実現できない楽しさ。
今回作ってみたことで、あらためてその楽しさを味わえた。
「ドールハウス」用ではなく「ドール」用?
最初の入口として上で挙げた「ドールハウス教本」があって、ドールハウスのサイズは基本的に1/12、そういう固定概念みたいなものがあったり、より小さくてリアルなものが作りたくなるって部分は確かにある。
ただ、今回1/6サイズの籐椅子を作ってみた感覚として、なんかすごく作りやすくて楽しかったり、色や編み方のバリエーションを想像できたりなどもして、またミニチュア籐椅子少しやってみようかなって感じになっている 笑
ちなみに今回の1/6サイズを作成するにあたって、以前作っていた1/12サイズのミニチュア籐椅子のデータをそのまま倍にすれば良かったか、というとそれほど単純な話でもなかった。
というのは、1/12サイズだとやっぱりドールハウスの中に飾る、って感じをイメージするんだけど、1/6サイズだとドールハウスというよりは、ブライスと呼ばれるドールや、リカちゃん人形のようなドールがあって、その「ドールの小物」「ドールの引き立て役」的なイメージが個人的には強かった。
ただ、ブライスとかリカちゃんとかは持ってないし、検索しても1/6サイズの籐椅子を見つけることもできなかったので、ドールのサイズやあちこちで見つけた椅子のサイズなどを参考にさせてもらった。
パッと見大きな違いはないものの、一番違うのは座面の高さ。
別にドール自体の足が短いってことはないんだけど、ドール用の椅子はなぜか座面が低いので、それはそのまま参考にさせてもらった感じ。
まあ、色々な世界で色々な暗黙の了解があるってことで? 笑
という訳で、今回は作成途中の画像などがなくて文章多めになってしまったけど、ちょっと楽しくてもう少しやってみようと思ってるので、今後は途中画像なども撮ってみようと思ってる。
… って、楽しくなって没頭しちゃうと忘れちゃうんだよなぁ…
(;´Д`)
<追記>
ヤフオクに出品、ご落札頂きました!
気に入ってもらえるといいなあと思いながら、無事に送り出しました♪
(・∀・)b
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