座面も編みこむタイプのミニチュア籐椅子作り。
もう何個目か忘れるくらい作ってるので【○個目】の記述はやめた。
で、その何個も作ったものは「雛形」にするべく作ってきたんだけど、その度に新たな課題とか試してみたいアイデアとかが出てくるので、その雛形作りさえいつまで経っても終わらないという無限地獄のような状態に…
これじゃ一生本番作る日がやってこない気がするので、今回は妥協してようやく色付きのものを作ってみた。
結果的に今回もいくつか問題点なども出てきてしまったんだけど、とりあえず1つの完成形として納得できるくらいにはできたかなと。
モデルにした籐椅子と完成した籐椅子
という訳で、今回もモデルとした籐椅子(ロッキングチェア)はこれ
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そして上の画像を参考に作ってみたミニチュア籐椅子が以下
※以下クリックでデカい画像&スライド
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クッション?ソファーマット?作り
一応クッション?ソファーマット?も作って乗せてみた。
このクッションは本物の革じゃなくてフェイクレザー。
一応いつもの様に中にスポンジ仕込んだものと、スポンジではなくスタイロフォームを包んだものと二つ作ってみたんだけど、角ばった”マチ”が必要なので、スポンジ仕込むタイプだと包むのがしんどい。
なので最初にスタイロフォームを芯材としてガワだけ作っておいて、その後中のスタイロフォームを少しのすき間から小さくカットして取り出し、スポンジを押し込む、という段取りで作ってみた。
でもやっぱりちょっと不細工な感じに…。特に裏面はザンネンな感じ…。
一方スタイロフォームの方は固いものを包むだけなので割と楽。
でもやっぱり裏面はザンネン…
というか、後方の”ヨリ”というか、まとめ方が下手なんだろうな…
(写真の撮り方で色味が違って写ってしまったけど同じ素材)
スポンジは柔らか、スタイロフォームは弾力なし。
魅力的な曲線を出したい!
で肝心の編上げた座面。
今回は座面の作り方も少し変えて、補強も兼ねて一番前の部分に一本太めのアートワイヤーを通してみた。
このやり方は今回がはじめてだったので、完成するまでどうなるかなと不安だったけど、メリハリもついて割とうまくいった気がする。
今回のミニチュア籐椅子作成で一番がんばってみよう!と思ってたのが「曲線」部分。
上のモデルとした画像が1枚だけで、本物がどうなってるのかは分からないんだけど、それとは関係なく何個も作っているうちにこの曲線をうまく作れないかなと欲が出てきてた。
なので、今回は多少オーバー気味になってもいいから曲線を強調するように作ってみた。
こちらも今の段階ではうまくいったかなととりあえず納得。
編み目の分かれ目とワイヤーの本数の問題
前回までに作っていた無色バージョンのミニチュア籐椅子で気になってたことが二つあって、1つは座面上部と座面下部とで編み方の違いで分かれ目が結構はっきりしてしまってたこと。
もう一つは”ヘリ”部分のアートワイヤーの偏り。
これは複雑に曲がる”ヘリ”のカーブを作るためにどうしてもワイヤーの密度が変わってしまう問題があって、真横部分とカーブ部分を比べるとカーブ部分の本数が少なくなってスカスカな感じになってしまうことがあった。
なので今回は編み方とともに、芯となるアートワイヤーの数とか配置とかも結構大きく変更してみた。
微妙ではあるんだけど今回の場合は座面上下の分かれ目は気にならなくなって、より一体化してなめらかにできたかなと。
ヴィンテージ感を出すために
色付けに関しては、最初いつもの様に白いまま作って、最後に色を塗ろうかと思ってたんだけど、ワイヤー、紐ともに塗れない部分がありそうなので、角度によって白いまま残ってしまう危険性もあり、その方法は却下。
なのでアートワイヤーは組む前に色付け、紐に関してはこよる前の紙の段階で色付けした。
仕上がりがムラっぽくなった方がヴィンテージ感というかアンティーク感があるかな?と思ったので、紙の色塗りもムラとかは全然気にせずざっくり色づけ。
写真撮らなかったが結構微妙なムラになってしまったので、仕上げとしてウェザリング的に少し濃い目のブラウンを上からつけて仕上げた。
結果的に渋みが出たかな?と思うんだけど、この辺りは見る人によって汚く感じてしまったりするのかなあとちょっと分からず…
まあ深みというか、凄み?は出たかなと思うw
with ボディくんとか
そしていつもの様に1/12 ボディ君を座らせてみたw
本来はクッションがある状態が正しいので、左側の感じではあるんだけど、1/12ボディ君が軽すぎてちょっと浮く感じ?
クッションなしだとちょっと深すぎる感じになるので、クッションが少し沈むくらいでちょうど良いくらいの高さでって感じで妄想しながら作っていたw
100円玉対比でこれくらい。
という訳で、今回はようやく色付けして完成させてみたミニチュア籐椅子について書いてみた。
出来上がってみると多少は報われるものの、いつも
「なんでこんな難しくて大変なもん作ってんだ…修行かよ…」
と泣きたくなって
「もう二度とこんなの作るものか」
と思うw
でも結局チマチマ作業中毒でとりかかってしまう…
いや、でもさすがに次回は違うタイプ、もう少し簡単なタイプにしようと思ったのだった…
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