前回、前々回と処分するのが面倒くさいものの代表みたいな「リサイクル家電」、ブラウン管テレビやパソコン、CRTモニター、ディスプレイなどの処分について書いてみた。
今回は逆に処分するのがめっちゃ簡単な本、書籍などのことについて書いてみる。
というか、本や雑誌なんて普通にゴミとして出せばいい、とだけ書いたらそれだけで終わってしまうので、前回ちょっと触れたオークションなどのことや、店による買取り方面のことについても触れてみる。
ゴミで出す?個人売買?買取り?
本や雑誌なんて、別に処分に困らないでしょ?
ただゴミとして出せばいいだけでしょ?
ってそれはそうなんだけど、ゴミとして出すのはあまりにも忍びない場合とか、大量にあってゴミとして出すにもそれはそれでなかなか面倒って場合とかも、同じ様に面倒なら個人売買とかでも同じ?って考え方もあると思う。
そんなの面倒、ゴミで処分するのが一番早い。
そういう人にはこの記事は無駄なのでスルーでw
一方、欲しいと思ってくれる人にもらって欲しいとか、安くてもいいからお金に変えたいって場合はオークションや買取りを考えるのが自然の流れ。
特にヤフオクなどのオークションは、それが面倒くさくない、むしろやってみたい、なんて人にはぜひおすすめする。
全然予想してなかった本や雑誌が高く売れたりすることもあるので、ちょっとお得で楽しめたりもする。
ただ、高値がついたりすることは多くはないので、その辺りの割り切りも必要。
仮にオークションで出品する場合、商品の写真を撮影して、出品ページを作成し、落札されたら梱包して発送、みたいに手間ヒマはかかるし、たまに全然お金を払ってくれないとか、身に覚えがない様な悪い評価をつけてくるようなやからもいたりとストレスがかかる場合もある。
買取りの場合そういうストレスはないものの、オークションなどと比べるとやっぱりかなり価格は下がってしまうので、その辺りを比較して使い分けたりもありだと思う。
個人売買の入門として本は最適
本や雑誌、CDとかDVDなどは「ヤフオクやメルカリに出品してみよう!」って場合、一番お手軽なものがだと思う。
モノ自体が小さくて梱包も楽だし、今は色々便利な機能があったりして、スマホでバーコード読み取れば簡単に出品できる、みたいなのもあるので、試しにやってみたいとか、まずははじめてみたいって場合にもオススメ。
自分がヤフオクをはじめたのはかなり以前、まだメルカリなんてなかったと思う頃で、その時も雑誌を出品してみたのが最初だった記憶がある。
その後書籍やら雑誌やら数百冊は売買したと思う。
ここであらためてヤフオクやメルカリのやり方は書かないので、やってみたい人はそれぞれ検索して欲しいんだけど、数百冊の売買を経験した中で、一番楽で便利と思ったのは
という方法。
これを知るまでは
というのがベストだと思ってたんだけど、この方法がありえないくらいにメルカリ&ゆうパケポストシールがいい。
次にその理由を書いてみる。
ヤフオク最強 > メルカリ最強
上でメルカリ最強説みたいに唱えてみたんだけど…
個人的には、これは絶対にメルカリの影響、「メルカリ最強説」の影響だと思ってる。
なぜなら小物を出品、発送するには間違いなくベストだと思うから。
この「シールを貼ってポストに投函できる」って発送方法は、大量の書籍やCD、DVDを所持してるようなコレクターが、そのコレクションを処分したい、みたいな今回の様なパターンにはコレ一択、くらいの便利さがあるのだ。
これはどういうことかと言うと(前提として郵便局を利用する場合の話)例えば今までのヤフオクの場合、発送方法として安さを取るなら「クリックポスト」、匿名発送したいなら「ゆうパケットおてがる版」という2つだった。
クリックポストのもう一つの良い点は、発送伝票を自宅ブリンターでブリントアウトして、品物に貼ってポストに投函するという発送ができたこと。
便利だし、微々たる違いとは言え送料は安いにこしたことはないからクリックポストを使いたいところだけど、個人情報を晒すのは気分的に抵抗があったりもした。
それならやっぱり匿名発送できる「ゆうパケットおてがる版」がいいかなと思うんだけど、ヤフオクの場合はいちいち郵便局やローソンに行ってシールを発行しないといけないという手間があったのだ。
さらに言うと、ローソンの場合は店内の端末でレシートを発行してレジに行き、発送する品物に伝票を入れるビニールを貼って、発行してもらった伝票を切り離して入れる、という面倒さだった。
この工程、数冊とかたまに1冊とか出品して発送、とかならまだいいんだけど、大量のものを出品して発送したいなんて場合は正直やってられない。
めんどくせっ!やってられっか!
郵便局の場合は少しだけ簡単で、シールだけ発行してあとは局員さんに品物と一緒に渡せばいいんだけど、これはこれであまり多いと嫌がられたり、毎日のように発送するものがあったりするとかなり気まずくて、これまたやってられない。
き、きまずい…
その点メルカリの(今はヤフオクもだけど!)ゆうパケットポストシールなら、
はい、優勝。これなら間違いなくメルカリにするに決まってる。
ほんとに、なんで「天下のヤフオク」がこれを取り入れられないの?とか、あぐらかきすぎじゃね?とか思ったし、逆にメルカリはさすがだなと思った。
めっちゃユーザー目線というか、かゆいところに手が届くというか、そりゃあ一気に巨大にもなるよなあと妙に納得したw
ヤフオクの楽しさはやっぱり価格上昇!
ヤフオクがこの「シール」の発送方法をようやく導入したことで勢力図が変わるのか、もはや遅きに失したのかは専門家でもマーケターでもないので分からない。
でも、上でも書いたように少なくとも自分の場合で言えば、もし以前からヤフオクでこの発送方法があったら、メルカリを利用することはなかったと思う。
それはやっぱり「価格上昇」の可能性のあるなしの違いから。
オークション形式の場合、全然予想してなかった価格上昇が起こったりって楽しさがあったりするけど、メルカリの場合はあくまでも価格を決めての出品になる。
ヤフオクに比べてメルカリは出品後の管理や価格変更も簡単なので、自分で値段を上げたり下げたりすればいい、とは言えるんだけど、仮に出品する品物の相場とかを知らずに安い値段で出品してしまうと、ユーザー数が多いので値段を上げる前にアッという間に買われてしまうってことがあったりする。
メルカリはじめた当初はそのスピード感にビックリして、「やられた~!」って思ったことが何度かあったw
ちょっ!まっ!…はやっ!
今後はヤフオクでの匿名発送も簡単になったってことで、メルカリからまたヤフオクに乗り換えるって人も出てくるかもしれないと思う。
ちなみにヤフオクは「Yahoo!プレミアム」という有料会員システムがあって、昔は300円程度だったのが、今は500円くらいになっている。
ただこれを登録してあれば、非会員では使えない様々な機能が使えるようになる。
(というか登録しないとしょぼすぎて正直使えない…)
そしてヤフオクで出品、落札された場合、「システム利用料」というのがかかって、落札代金から差し引かれることになるんだけど、この利用料もプレミアム会員は安く済むので、たくさんのものを出品したいと思ってるなら迷わずプレミアム会員に登録した方がいい。
ちなみにメルカリの手数料は非会員の手数料と同じなので、同じ金額で落札(メルカリでは販売)されたと仮定すると、「Yahoo!プレミアム会員」が一番バックが大きい。
・ヤフオク「Yahoo!プレミアム非会員」→ 10%
・メルカリ → 10%
「Yahoo!プレミアム会員」はヤフオク専用のサービスじゃないので、ヤフーショッピングで使えたり、とんでもない数の雑誌が読み放題になったりなんて意外なサービスが使えたりもするので、こっちもお得。
買取りは激安… それでも利用するなら
さてここまではヤフオクやメルカリを使った個人売買について書いて来たんだけど、処分方法としてもう一つの方法として「ショップなどの買取り」って方法もあるので、これについても書いておく。
「買取り」とは言え、これはよほど新しいとか、プレミア的価値があるとかを除いて、ほとんどの場合はタダにウブ毛が生えた程度の金額しかつかないので、「お金になるかも」なんて期待は最初からしない方がいい。
例えば
とかは普通だ。
さらに古本の相場は結構頻繁に、日々変わったりするので、
なんてことも普通にある。
なので、
ヤフオクもメルカリも面倒くさいなぁ…でも捨てるのもなぁ…
って場合は使えばいいかもって感じ。
別の考え方として、大量に本があるけど捨てるのはちょっと気が引ける、お金にならなくてもいいから読んでくれたり、喜んでくれたらそれだけで嬉しい、そんな場合にも買い取ってもらうってのはありだと思う。
ただ、これもあまりにも古い本だったり、傷みや落丁などがあったりした場合は買取ってもらえなかったり、業者さんに迷惑な場合もあるので注意する必要はある。
自分の場合で言えばバリューブックスさんを利用したことがあるけど、バリューブックスは「本棚スキャン」と言って、本棚に並んだ状態の背表紙をスマホで撮影して「おためし査定」できるというめっちゃ便利な機能がある。
その他「チャリボン」というチャリティーに結びつける取り組みも行ってるので、応援したいなんて人も使ってみるといい。
個人売買も買取りもダメ…捨てるしかない?
最後に上記買取りさえもしてもらえないような本についても書いておく。
そもそも買取りしてもらえる本というのは大抵下のような基準がある。
・ISBNの記載がある
・発行から10年以内のもの
など
それらに該当しない本や、雑誌とかも専門店でもない限りは基本的に買取ってもらえない。
自分の場合で言えば「図録」がこれで、おかんが生前よく行ってた美術館や個展などの図録や美術書などが大量に残ってた。
この図録や美術関連の本はとても良く出来ていて、資料としてもすごく貴重だったりする気がするんだけど、バーコードやISBNが付いてないので基本的に買取りはしてもらえない。
図録や美術書の買取りをしてくれるショップさんはあるにはあるんだけど、やっぱりなんでもって訳には行かず、それなりに貴重とか、価値があるものでないとまず買取ってもらえない。
かなりの量があったので、検索して見つけた数件のショップさんにメールで相談してみたものの、いずれも買取りできないとの回答しかなかった。
ただ、これこそ捨てる気にはなれず、住んでる地域の図書館に聞いてみたり、学校に聞いてみたりとしてみたものの、いずれも今は受け付けていないとか、実際に見てみないと分からないが、恐らく無理、とかの回答…
もう、泣く泣く捨てるしかないか…?
と思いつつ、思い出したのが「ジモティー」だった。
最後の選択肢は「あげます!」
今回の処分関連の最初の記事で「ジモティー」に出してみたって書いたんだけど、最初に試してみたのはこっちの「図録あげます」という出品だった。
サービス自体は知ってはいたものの実際に使ったことはなくて、ダメ元で試しに出してみたら、問い合わせ(欲しい人が問い合わせてくる)が4件!
大量にあるし、着払いでの発送になる、とあらかじめ書いておいたんだけど、それでも欲しいと言ってくれる人がいたのがすごく嬉しかった。
おかげで気持ちよく処分できたし、もらってくれた人も喜んでくれて、お金にはならないけど全然問題なし!むしろとてもありがたかったし、本当に嬉しかった。
大量の本が処分できてスッキリ♪
という訳で、今回はお手軽に処分できるものの代表的なものでもあり、場合によってはすごく困難なものにもなり得るという書籍関連の処分について書いてみた。
最終的にジモティーで「あげます!」使っても、やっぱり残ってしまう本はある訳で、それはもうさすがに捨てるしかない。
本が売れなくなった時代って言われるけど、やっぱり本の質感とか、匂いとか、読書体験とかはかけがえのないものでもあるから、なくなってほしくないし、なくなるとも思えない。
ただ、見たい、読みたいからすぐに買って、読み終わったらたらすぐに売る(or 捨てる)、みたいなことを安易に繰り返すのは時代にそぐわないとも思う。
一方、今回の様に長年ためてしまった本の処分は手間ヒマもかかる…となかなか悩ましいところ。
どうしても残しておきたい本だけ手元に残しつつ、図書館とかをもっと使うってことも取り入れた方がいいかもしれないなぁと。
本棚のビフォー・アフター↓
ビフォー…
アフター
マンガもたくさんあったし、棚に入りきれなくなってしまってからは整理するのも面倒くさくて、別の一畳ほどのスペースにうず高く積み上げてしまってたんだけど、今回それもなんとか片付けてスッキリ快適になった♪
ちなみに以前記事でも紹介した右側のフィギュアやガシャポンは取り敢えず片付けただけw
ビフォー↓
昔のガシャポンを詳しく見てみたい方は下の記事をw
↓
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