アニメ「Re:CREATORS」はクリエイター達へのエールを描いた作品だと思う

いつものことながら、今さら感プンプンのアニメ紹介、今回は2017年4月クールから2クール(弱)で放映された「Re:CREATORS」という作品について触れてみた。

 

日本のアニメは素晴らしい作品がたくさんあるけど、回転率が早くてアッという間に忘れ去られてしまう作品も多い。

なので、今さら感あろうが紹介しておきたいのである、ということで。

 

面白い作品ではあるんだけど、微妙?

まず1話見て、「軍服の姫君」が「幼女戦記」のターニャを連想してしまったり、音楽が「進撃の巨人」を連想してしまったりとちょっと微妙で、良い方悪い方、どっちにも転がりそうな感じがあった。

ただ、2話でOPを見ただけで一気に期待度が高まってワクワクした。
音楽全般もかっこいい。

 


(出典:YouTube アニプレックス YouTube チャンネル

 

アニプレックス x 小学館、TROYCAが放つこの「Re:CREATORS」、広江礼威とあおきえい(なんか似てる)のタッグということで、広江礼威氏は「BLACK LAGOON」(ブラック・ラグーン)の人、あおきえい氏は「Fate/Zero」(フェイト・ゼロ)の人、どちらも大好きな作品なので期待度高し。

 

どちらも今さら語るまでもない名作だと思うけど、未視聴の人は絶対見るべき!

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んで個人的な感想としては、、、

 

うーんどうだろう、「微妙」と言う感じだろうか。

いや、面白いか面白くないかで言うと面白かったのだ。
感動して泣いてしまったくらいだしw

 

そういう微妙さではなくて、オリジナルアニメーション(コミカライズ、ノベライズあり)ということもあるので、もう少し詰めて欲しかったような、すごくもったいない気がしてしまった微妙さ?みたいな感じ。

力技で押し切られる感覚?

この「Re:CREATORS」の世界観は、簡単に言うと「アベンジャーズ」的な世界観

 

各物語、つまり「BLACK LAGOON」とか「Fate/Zero」、「進撃の巨人」ってそれぞれに成立してるアニメがあって、そのそれぞれのアニメの主人公たちが一つの物語に登場するって感じ。

 

ある意味こういう世界観って夢ではあると思うんだけど、この「Re:CREATORS」の場合、「BLACK LAGOON」や「Fate/Zero」、「進撃の巨人」に位置するそれぞれのアニメ作品そのものも「Re:CREATORS」というアニメの中だけに存在するという構図

つまり現実的に「BLACK LAGOON」や「Fate/Zero」、「まどか☆マギカ」が好き!って人たちみたいに、作品に対しての思い入れみたいなものが出来上がってない状態だから、“セイバー”と”レヴィ”、”まどか”が共に戦う、的な面白さを感じることができない。

 

あくまでも「きっとそういう感じなんだろうな」って感覚で見ることになるから、没入感としては「アベンジャーズ」的なものよりはちょっと弱くなる気がする。

 

また、アニメから現実世界に現れた主人公に現実世界の人々がどう対応していくのか、みたいな部分も、例えば「シン・ゴジラ」とかと比べてしまうとどうしても弱い気がする。

そもそもアニメだから実写よりも現実感は弱いのはもちろん、「シン・ゴジラ」ほどの触感のあるリアルさを追求することもできないから。

「シン・ゴジラ」の面白さを全力で書いてみた記事はコチラ
映画「シン・ゴジラ」に激しい後悔で死にそうだから思いの丈を書き綴ってみた
映画「シン・ゴジラ」の地上波初放送を見て、思いの丈を存分に書き綴ってみた

 

アニメの中で「現実」と「アニメ」を切り離しておいて、アベンジャーズ的なものを見せるってのは、設定としては面白い試みだと思うんだけど。

 

もちろん比較するのは良くないかもしれないけど、ある意味登場するクリエイター達の職人魂みたいなものを描いてもいる訳だから、この「レクリエイターズ」自体を作るクリエイターさんたちもその辺りを十分に詰める必要はあると思う。

あえて意図してのことかもしれないけれど、呪文や決めゼリフが盛り過ぎな気もしたり、イメージ的に捉えてたいんだけど、理解したい気持ちも大きくなってしまうのでメテオラアルタイルの言葉使いの難しさにどうしても引っかかってしまったり、セツナの登場の仕方の描き方にちょっと疑問が残ったり、築城院真鍳のその後が気になったり、色々と気になる点が残ってしまったかな。

 

総じて感じた印象は、「力技で押し切ってしまった」、的な感じ?

 

色々と引っかかる部分が残ってるんだけど、そういうものを解決するヒマを与えずにストーリー的に大団円を迎えて、見てる側も自然に納得してしまう、みたいな。

結果、その場は感動して良い作品だったと思えるんだけど、後で考えてみるとアレってどうなったの?アレってどういうこと?みたいに後から微妙感がふつふつと湧いてきてしまった。

 

アニメや映画って見た後に余韻に浸るというのも一つの楽しみ方でもあるから、そういう意味でももったいない気がしてしまったのだ。

 

ちなみに音楽が「進撃の巨人」を連想させると書いたけど、それもそのはず音楽は「進撃の巨人」でお馴染み?の澤野弘之氏。

ほんとにカッコ良くてしびれる♪

(出典:YouTube アニプレックス YouTube チャンネル

 

 

「Re:CREATORS」というエール

そんな感じで気になる部分はあったものの、それはさておき、なによりこの作品に一番感じたのは、そのタイトル通り、クリエイターさん達へのエールみたいなものを描きたかったんじゃないかなあということ。

もちろんプロでばりばり戦ってる人も、登場人物の、かつてのセツナや颯太みたいに個人でやってる人も含めて。

 

産み出すことの苦しみはあるけれど、この作品で描かれてるように、生み出されたキャラクターとの関係性みたいなのは、実際に「描いてる」人や「書いてる」人にとっては少なからず刺さるものがあったんじゃないかなあと想像する。

同時になんでもあり的な危うさや責任みたいなものも描いてるのかな?とも思えた。

 

物語やキャラクター自体はクリエイター本人の意志でまさになんでもありではあるんだけれど、そこには受け取る側の「承認力」という問題があって、送る側のただの独りよがりでは成立しないという点。

 

この承認力は物語に限らず現実にも働いていて、常識と非常識とか、暗黙の了解とか、良識、美意識、悪習、悪意、そういう実態がなく存在するようなものに耐えず力を供給している。

「これくらいならいいよね?」とか「こんな事誰でもやってるよね?」みたいな、基準は曖昧ながら何となく受け入れられるだろうって思いの数々。

 

これによってブレーキがかかるとも言えるけど、基準が曖昧なだけに物語の中でセツナを死に追いやってしまったように、誰かの命を奪うほどに暴走する危険性も含んでるということ。

セツナほどに追い込まれないにしても、颯太のような経験は、学生生活において多かれ少なかれどんな人にも経験があるはずだから、どんな人にも胸が痛くなるんじゃないだろうか。

だからこそラストのセツナの登場というのは、物語的にあまりにもありがちだけれども、救いとしてこれ以上のものを提示できないんじゃないかとも思えた。

 

 

勝手なもんで、さらに一歩進んでセツナを蘇らせて欲しいとさえ思ってしまうけれど、そこにはやっぱり「承認力」の壁がある訳で、はいそうですかと超えることはできない。

 

アルタイルとセツナの二人だけの世界、というものがあまりにもロマンチック過ぎやしないか?とも思ってしまう部分もあるけど、個人的にはこれも先に書いたクリエイターさん達へのエールなんじゃないかな?とも思ったりするのだ。

 

「Re:CREATORS」の世界観でクリエイターという観点に立つなら、創造主たちでさえ、つまりは活躍しているプロたちでさえ自分以外の描き手や書き手に嫉妬したり落ち込んだりしつつ、それでも自分の作品を死に物狂いで産み出している。

そんな、プロアマ問わず、現実世界のクリエイターさん達に対してのエール。

 

ネットを検索すれば自分の遥か彼方を行く作品につぎつぎと出会ってしまったり、SNSで悪意のある言葉や辛辣な言葉とかを直球で浴びせられてしまう世の中で、それでも作品を産みだし続けて欲しいと。

例えボロカスに叩かれたとしても、颯太に褒めて貰いたい一心でアルタイルを描いたセツナの様に、究極は自分と被造物だけの世界に行ってしまってもいいじゃないか!と言いたいんじゃないか、と考えるのはそれこそロマンチック過ぎる捉え方だろうか。

 

でも、メテオラが颯太に言った言葉で、グッと胸に突き刺さってしびれてしまった一節があるのだ。

 

「まだ生まれぬあなたの世界は、きっとあなたを待っている」

 

人それぞれどう思うかは分からないけれど、個人的には是非クリエイターさんに、いや、自分で何かを生み出してる人たちに見てもらいたいなと思った作品、それが「Re:CREATORS」なのでした。

 

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