【HK Mask】コロナや花粉症も科学者考案マスクを手縫いして対抗する

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今回もマスクの作成記を。

自作マスク第4弾、かつ、手縫いマスク第3弾となる今回は、「HKマスク」というマスクを手縫いで自作してみたので、その作成経緯などを書いてみる。

手縫い自体はどんどん慣れていくので、最初の頃みたいな無理ゲー的な気持ちはもうあまりなく、できないことはないなと思いながら色んな自作マスクを見たりしてた。

 

そんな中で見つけたのが、今回の「HKマスク」。
なんかすごい良さそうなので、ちょっとハードル高そうだけどチャレンジしてみた。

結論から言うとやっぱり手縫いだと時間はかかるので、ミシンが使えるのがベスト。

ただもちろん出来ないことはないし、今は外出規制もかかってたりするので、たっぷり時間使って作ってみるのもありじゃないかと。

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「HKマスク」って何?効果と機能性がすごいんだけど

今回作ってみた「HK Mask」、最初は「3M」みたいにメーカーの名称なのかと思ったんだけど、そうではない。

「HK Mask」の「HK」とは「香港」のことで、発案者は香港の大学で教鞭を執っていたという鄺士山(クウォン・シーサン)という化学博士。

 

鄺士山博士や「HK Mask」の詳しい解説などは下の記事をクリック

 

 

上の記事を読んでて「鄺士山」を度々「富士山」と読んでしまったんだけど(日本人の性?)博士のご両親は親日家で、「富士山のように立派な人に」と名付けられたそうなので、読み違えてもいいか?とw

 

科学博士というだけあって、フィルター次第では医療用マスクでおなじみとなった「N95マスク」に匹敵するほどの機能性を発揮するらしい。

 

また高性能フィルターでなくても…

「医療向けマスクの基準となるのが、0.3μmの粒子捕集効率が95%以上という3M製の防護マスクN95。フィルター製造業者のFOCUS社の協力で計測したところキッチンペーパーで74%以上の数値が出た。ティッシュペーパーでも46%以上という数値が出て、一般人が使うマスクには十分な水準にあることが分かった」

 

N95マスクは密閉性が高いため、きちんと装着していると呼吸が苦しくなり、高齢者には特に厳しい。「ナノファイバーやキッチンペーパーよりも通気性がいいティッシュペーパーを、さらに2枚を重ねれば70%以上となりつつ、装着時の快適性を高めることができる。これはN95マスクと比較して73%の性能まで到達している」と鄺博士。

 

キッチンペーパーで使い捨てマスクを使っても、あくまで飛沫防止程度にしかならないと思うけど、フィルターとして使うことでそんなに機能性がアップするってのが驚き。

 

ちなみに鄺士山博士のTwitterやフェイスブックではフィルターのろ過効率も挙げられていて、キッチンペーパー2枚を縦横で重ねて使うことで 91.30% になるらしい(医療用マスクN95は >95%)

 

さらにお手入れも簡単とのこと。

外出時は4時間おきか、湿ってきたらフィルターを変え、帰宅後に石鹸とお湯で手洗いして乾かし、最後は高熱のアイロンをかけることで殺菌できる。

 

4時間おきか、湿ってきたらフィルター交換が必要とのことだけど、ティッシュペーパーとかキッチンペーパーでいいんだから大助かり。

 

もちろん心配な場合は花王さんが公開してる洗い方の解説とか、経済産業省が動画で洗い方を公開してたりもするので参考にすれば完璧?じゃないかと。

 

 

(出典:YouTube metichannel

 

ちなみに使い捨てマスクの再利用に関しては「そりゃ無理だろ」と思いつつ、やむを得ず洗って使うしかないって人も多いんだろうなと。

ただやっぱり「オススメしません」というのが現実な訳で…

(出典:YouTube ANNnewsCH

 

そうなると布マスクを洗いながら使っていくか、キッチンペーパーの自作マスクみたいなものをどんどん作って、どんどん使い捨てていくかの2択、もしくは止むを得ず人の多い所に行く場合はHKマスクのようなしっかりした布マスク、そうでもない所では紙マスク、とかTPOに合わせて使う工夫も必要かなと。

未だに市販の使い捨てマスクがほとんど出てこないし、「アベノマスク」は見るからに小さくて頼りなさげだし…。

 

 

という訳で、「HK Mask」(香港マスク)に希望を託し?長い前置きを終わりにして作成経緯を。

科学者考案「HKマスク」は手縫いで自作できる

クウォン博士は、多くの人に作って使ってもらいたいとパテント権を放棄していて、型紙も男女、年齢に合わせて5種類も用意してくれていて、自由にダウンロードOKという太っ腹。感謝。

現在はUpdate版も含めて15枚が用意されている。

 

 

今回作成経緯を書くマスクは姉用に作成したものなので、「Ladies M」なんだけど、前段階として「Men Large」の型紙でフェルトで作ってみた。

フェルト製手縫い自作マスク フェルト製自作手縫いマスク

 

「ブランケットステッチ」も覚えたw

フェルト手縫いブランケットステッチ

 

で実際にフィット感が高くて、普通に布で作ったらもっとフィットするんじゃないかと思い、あらためてしっかり作ってみたという流れ。

 

YouTubeの公式動画で作り方の動画もアップしてくれてる。

(出典:YouTube Sew On Studio

 

上の動画でもいいんだけど、キッチンペーパーマスクを作った時に参考にさせてもらったサンシャインチャンネルさんでも紹介されていて、今回も参考にさせていただいた。

(出典:YouTube sunshine channel サンシャインチャンネル

 

当然、当記事よりもよほど参考になる (・_・;)

 

4〜5日前に材料を買いにダイソーに行ったら、とんでもなく混んでいて、「おいおいまぢか…」とヒヤヒヤしながら足早に帰宅。

出勤自粛とか休校とかで余計にあぶないことになってるんだなと実感…。

帰宅後は手洗いとうがいをしまくったのはもちろん、買ったものも消毒しまくってしばらく放置しておいた。

それでも不安を拭いきれないというのが、特効薬がないという現実…

 

という訳で、取り敢えず生地として下の画像のようなものを買ってきたんだけど…

ダイソーマルチクロス ダイソーハギレ

 

ただ光にかざしてみると思った以上に隙間が多い…

ダイソーマルチクロスアップ

ダイソーハギレアップ

 

ということで、今回もデニム生地を使うとして、裏面用に以前ミニチュア籐椅子の座面用に買っていた生地を使うことにした。

ダイソーコットン100%

隙間はあるものの、まあちょっとましかな?と思えるので。
素材としては「綿100%」で、上の2枚はどちらも「綿75% ポリエステル25%」となってた。
(デニムの透け具合は写真撮るのを忘れたけど、下の方で別画像として紹介)

 

という訳で外側用と内側用で2枚づつを型紙にそって用意。
ちなみに型紙では外側用が実線、内側用が点線。
画像だと撮影時のカメラ角度の関係?で内側用の方が大きく見えてるけど、実物は内側用の方がほんの少し小さくなる。

HKマスク型紙と布

 

今回もマスキングテープ作戦で手縫い。

HK Mask手縫い自作

HK Mask手縫い並縫い

 

2枚を縫い合わせたら端部分を折り返し、アイロンで折り目をつけて縫い合わせていく。

ちなみに真ん中部分も開いてアイロンがけして折り目をつけたんだけど、これをすると真ん中に大きめの隙間ができてしまうのでダメ。

HKマスクデニムアップ

あらためて片側に折る様にして、隙間をなくすようにした。

HK Mask denim内側

 

途中でノーズフィッターを入れるんだけど、ノーズワイヤーとして市販の使い捨てマスクに入ってたもの、プラス「ビニタイ」の2本を仕込んでみた。

ノーズワイヤーとビニタイ ノーズフィッター

 

表面、裏面同じ様に縫い合わせ。

HK Mask外側用と内側用

HKマスク縫い目アップ

 

ちなみに糸も買ったので目立たない糸で縫い合わせてる。

ダイソーカラー糸18色セット

 

外側用と内側用を裏返し状態のまま、両端部分を縫い合わせる。

HK Mask外側内側縫い付け

 

裏返して端部分をアイロンがけ。しっかり折り目をつける。

HKマスク縫い付けてアイロンがけ HKマスク端部分アップ

 

端部分を1.5cmくらいあけて縫い合わせて、ゴム通し部分を作って、フィルターの落下防止用?の止め部分も縫う。

HK Mask内側

HK Maskフィルター止め

HKマスクフィルター挿入部

 

ここまでで本体自体は完成。

 

で、この「HKマスク」は付けてみると分かるんだけど、真骨頂はそのフィット感で、これはマスクの形状ももちろんだけど、止め方にもポイントがある。

そのフィット感を生み出すのが、耳掛けゴムにプラスして首と頭にかけて止めるヒモ。

 

ちなみに公式動画で装着方法も上げられてるので、何より見てみると早い。

(出典:YouTube Sew On Studio

 

実はこういう装着の仕方は、以前仕事で使ってた防塵マスク方式に近いもので、一方を首にかけて、もう一方を頭にかけることでガッチリ密着してズレることもなくなるので、個人的に「最悪マスクなくなったらこれかな…」とか思ったこともあったw

防塵マスク外側 防塵マスク内側

という訳で普通の布マスクでこれだけの密着感があるのはオススメ。

 

公式版は紐を後ろで結ぶ感じだけど、今回はコードストッパーで結ぶ手間を省くようにしてみた。

ダイソーコードストッパー

 

耳掛け用ゴムは幅広のものにして、ヒモとして選んだのは「Tシャツヤーン」とかいう伸縮性のある紐。

平ゴム Tシャツヤーン

 

紐は左上から通して左下、右下と通して右上から出し、コードストッパーに通して結び目を作ればOK

HKマスク完成内側

 

前面

HKマスク完成外側

 

装着する際はマスクの下側の紐を首の後ろにかけて、マスクを装着、マスクの上の紐を引っ張って後頭部でコードストッパーで調整すれば装着完了。

 

ちなみに挟むキッチンペーパーのサイズとして通常のものでは多きすぎる感じなので、約15cm四方でカットしてセットした。

フィルター用キッチンペーパー

 

最初の方でリンクした解説ページでは以下のように記述されてるので、もう少し大きめの長方形の方がいいかも。

フィルターを挟む際、大きめの長方形に折り、マスクよりはみ出させるのが装着のコツ。下の2隅から角が出るようにすれば、最大限の面積がフィルターでカバーされる。

 

自分の場合は花粉症ではないけれど、もちろん花粉症にも効果的だと思われ、クウォン博士はそのあたりも考慮していた模様。

 

意外に聞こえるかもしれない博士のこだわりとして、ファッショナブルで、コロナ疫解決後も使用できる、普遍的なデザインであること。
「マスクをおしゃれの一部にしてほしいから、プロのデザイナーの力を発揮してもらった。日本では花粉症でマスクを毎年使用する方が多いでしょ。このマスクをぜひ作って使ってほしい」

 

「これで眼鏡もすれば、コロナウィルスが侵入しやすい目、鼻、口をすべてカバーすることができる。N95のように息苦しくならないようにデザインを工夫して、膨らみ部分をなるべく深くしている」と鄺博士。

 

確かに使う生地を変更すれば機能性があって、もっとオシャレな自作マスクができるはず(オシャレセンスなし… orz)

 

最初に書いた様に、今回作成したものは姉用なので、実際に姉に装着してもらって撮影してみた。(いつものように自主規制)

HK Mask装着前側

 

しっかり装着すると後方はこんな感じになる。コードストッパーなら結ぶよりは楽だと思う。

HK Mask装着後ろ側

 

型紙は「Ladies M」なんだけど、顔が小さいのでこれでもちょっと大きい感じ…。

「Ladies S」とかじゃないとだめなのか?(・_・;)

 

1日も早い終息を。一般人は最大限の対策を。

という訳で、今回は「HK Mask」の作成経緯と、HKマスクのバックボーン的なことや、自作マスク関連に関して書いてみた。

手縫いだとやっぱり時間はかかるけど、自分用やおとん用も作りたいところ。

 

コロナウイルス発生当初は、まさかこんな事態になるとは夢にも思わなかったけど、終息するどころかますますひどくなって、とんでもない数の方が亡くなってるし、以前記事にも書いたように、日本の宝、喜劇王志村けんさんの命まで奪われてしまった。

 

 

ワクチンができるまで1年以上かかるなんて言われてるし、病院ではコロナ以外の患者さんの手術が後手に回ってしまうなど、コロナに感染していなくても間接的にまずいことになる場合も少なくないみたいだ。

自分のような凡人にできることは、コロナはもちろん、他の病気やケガに注意して、余計な仕事を増やさないようにするくらいかなと思う。

 

医療関係者の方々に感謝し、ワクチン開発の研究者さんたちにもエールを送る。

とにかく1日も早い終息を願うばかり。

 

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