喜劇王として君臨したまま逝ってしまった志村けんさんに感謝と哀悼の意を

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忙しさに自分を見失いかけつつある中ようやく終わりが見えてきた、と思ったらあまりにもショックな終わりを見ることになってしまった。

 

喜劇王志村けんが逝ったと。

 

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リアルタイムに経験した笑いの原点

コロナウイルスに感染したとは言っても、まさか亡くなってしまうなんて夢にも思っていなかった。

 

自分らの世代はまさにリアルタイムでシムケンで笑ってきた世代。

 

関西の人はお笑いが日常なのかもしれず、そういう意味では生まれた時から暮らしの中にそうした笑いが溢れてるのかもしれないけど、少なくとも自分の場合は「お笑い」として意識した原点みたいなものが「ドリフターズ」とか「志村けん」だったんじゃないかな。

 

小学生の時に「8時だョ!全員集合」を見てたんだけど、荒井注さんから志村けんさんに切り替わるくらいのこともかすかながら覚えてる。

 

その後「オレたちひょうきん族」がはじまって、どっちを見るかで悩ましかったけど、子供のころの土曜日は「まんが日本昔ばなし」とか「クイズダービー」とか、次の日が休みってのも手伝って、とにかく楽しくてしかたなかった。

(ちなみに自分らが小学生くらいの当時はドリフターズの映画やクレージーキャッツ、というか植木等さんの「無責任シリーズ」とかの映画も昼間やってたりして、そういうのも見た記憶がある。)

 

どっちの番組も終了してしまってからは「ドリフ大爆笑」もよく見た。

 

「ドリフ大爆笑」では長さんの語りとか、素っぽい長さんをいじり倒すみたいな「もしもシリーズ」とかの「だめだこりゃ」も面白かったw

「8時だョ!全員集合」みたいなライブではないのもあってなのか、それとも自分用のテレビで見られるようになったからなのか(今では考えられんけど)、ちょっとだけ大人な雰囲気も感じてすごく好きだった。

エンディングの♪「さよなーらーすーるぅのーはーつーらぁーいーけどぉー」♪ってのが流れると、なんだか妙に寂しかった記憶もある。

 

長さん、いかりや長介さんの場合はなんとなく「準備期間」みたいなものはあった。

 

歳のこともあるけど、今では西田敏行さんがナレーションを担当してる「人生の楽園」が、以前はいかりや長介さんがナレーションをしていて、だんだん声質が変わっていくのも分かった。

だから亡くなったのはすごく残念だったけど、心のどこかで「あぁ、あまりよくないんだな、もしかすると…」というのが正直あったのは確か。

 

でも今回の志村けんさんはあまりにも急すぎて…

 

違う一面、存在感も見てみたかった

そりゃないよしむけん、ってショックだし、なんか未だにちょっと信じられないところもある。

まぁ、本人が一番びっくりしてる気がするけど…

 

映画の主演とか、NHKの朝ドラ「エール」への出演とかも決まってたらしいけど、それも見ることができなくなってしまった。

そういう違う一面も見てみたかったな。

 

以前も記事で触れたけど、「となりのシムラ」がすごい面白くて、さすがコント職人というか、センスがすげぇなと思って、こういうちょっとシュールなコントとかも、もっともっといっぱい見たかった。

 

 

「悲劇と喜劇は紙一重」なんてよく言われるし、笑いを提供するのが生きがいみたいな人だったんだから、あまり悲しむのも良くないと思うけど、ただただ、本当に残念。

 

こんな喜劇王の後継的な芸人さんとか思い浮かばなくて、ウッチャンにしてもちょっと遠いよな…って思うと、ほんとに王として君臨したまま逝ってしまったんだなあと…

 

新しいコントはもう見れなくなってしまったけど、「となりのシムラ」「ドリフ大爆笑」、また見たいな。

 

喜劇王 志村けんさんに感謝するとともに、心よりご冥福をお祈りします。

 

(出典:YouTube oricon

 

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