「響け!ユーフォニアム」が心に響き過ぎて号泣の素晴らしさだった。

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2024年3月追記:

なななんと!2024年4月7日からNHK Eテレにて「響けユーフォニアム3」が放送開始!
NHK Eテレ、いつもながらいい作品やってくれるわー♪
にしても、1分のPVを見ただけでもとんでもないクオリティ!めっちゃ楽しみ!

(出典:YouTube 京アニチャンネル

 

※過去作品の感想ながらネタバレ的なことを書いてる場合が多いので、新鮮な気持ちでアニメ作品を見たい場合は注意。

2017年7月クールのチェックするアニメを紹介したばかりだけど…

 

今回は、2016年の10月クールで放送された作品群から、「舟を編む」の感想、レビューに続いて「響け!ユーフォニアム2」のレビュー、感想などを書いてみようかと。

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素晴らしかった。とにかく、素晴らしかった。

1期見始めた時はユーフォニアムって楽器すら知らなくて、でもすぐに物語に魅了されて大好きな作品だった。

 

このアニメは評判良いに違いないって思ってたんだけど、そんなに凄い好評化を得てる訳でもなかったのが意外だったのを覚えてる。

実際に吹奏楽やってる人達には「よくこんな細かいことまで」みたいに評判だったらしいけど。

 

今回の2期、やっぱり期待以上に凄く良くて、個人的にこの「響け!ユーフォニアム」は間違いなく名作だった。

 

今回は全体的にそれぞれの人物の内面を深く、細かく描く部分が多いんだけど、その描かれる内面も難しいものだったので、それをアニメとして表現するのは結構大変な作業だったんじゃないかなと思う。

一見、キャラが抱える問題として物語になりやすいものではあると思うけど、それだけにアニメという性質上、安易に描くと思いっきりチープになってしまうと思うし。

もちろん実際にそうした問題を抱えてる人にとっては、納得行かない描写も多くあるのかもしれないけれど。

 

VODで見たい方はコチラ♪(・∀・)b
響け!ユーフォニアム2
響け!ユーフォニアム2
吹奏楽コンクール京都府大会。そこで見事に金賞を受賞した北宇治高校吹奏楽部は、次なる舞台・強豪ひしめく関西大会に挑む……!
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もう放送終了から随分経つからネタバレとか気にせずに書くけど、全国で優勝できないとかって展開も昔のアニメとかではありえないものではあると思う。

でも今の時代はそういうものもしっかり描かれる。

 

それはリアリティを追求してとか、物語として逆に絵になるとかって狙いの部分ももちろんあるのかもしれないけど、その狙いの部分をどうやって描くのかは実力を試される所?

安易に狙いとして了承されてしまうだけじゃなく、狙いとばれた上で、なあなあにしないで正面切って思いっきりちゃんと描く、それをどこまで描ききるのか、納得させてくれるのかがアニメファンにとって気になる部分だったりするんじゃなかろうか。

 

逆に制作側のことは分からないけど、その期待に応えるとか、それ以上の作品に創り上げるってことがプレッシャーとともに挑戦だったり、喜びだったりするんじゃないのかなあと、勝手に想像する。

それだけ今はアニメファンの目も肥えて、制作側の技術も上がってるっていう成熟した状況なんじゃないかと思うと嬉しいんだけど、どうなんだろか。

 

(出典:YouTube KyoaniChannel

 

直接の肌感覚も刺激する?描写力のすごさ

で、その技術側?制作側、京都アニメーションがいつもすごいなあと思うのは、人物のさりげない細かい仕草とか、風景の描写、そのキャラクターの目を通したらこんな風に見えるかもしれないっていう「ああ、ある。分かる。」って部分。

出来上がった映像を見ればそれはもちろん分かることだけど、あらかじめその映像を作るってことが、とてつもなく凄いなあと思う。

京アニの作品はそういう部分が本当にたくさんあって、この「響け!ユーフォニアム」でも存分に堪能できる。

 

演奏シーンをないがしろに描いたら、作品自体薄っぺらいものになるだろうから、もちろんそのシーンは手を抜かないだろうことは分かる。

でも今回の2期はそれぞれの抱える心の問題の大きさとか、全国へ向けての展開とか、ある意味たくさん詰め込み過ぎて、ぐちゃぐちゃになりそうだったりするところを、心の機微としぐさとか、学校、町、電車、とかの情景の描写とか、風、音、光とかの風景の描写とかで日常感を絶妙なバランスで保ってる感じがする。

風景と時間、空気感や匂いみたいなものまで感じられる濃厚な世界観だと思う。

『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』オリジナルサウンドトラック「The only melody」

 

実際現実を生きる中で問題を抱えても、いつもの風景はそこにあって、時間は止まらず流れ、五感で様々なことを感じとってる訳で、思い出の中にはそうしたものもしっかり記憶されてたりする。

例えアニメでも、リアルに描かれるそういう世界観は、直接の肌的刺激になって記憶にとどまったりする。

けいおん!」がそうだったりするのと同じように。

山田尚子さん繋がりって訳じゃなくても。

 

自分ではもちろんそんな経験はしてないんだけど、例えばセミが鳴く夏の日の校舎裏でユーフォ練習するのとか、なぜか懐かしさがこみ上げたりする。

 

息苦しい程の緊張感と号泣w

今回の2期の関西大会の描写が凄くて、とても言葉で書ききれない。

とにかく緊張感がハンパないし、見せ方が見事だと思う。
鳥肌が立ちっぱなしだったw

アニメのキャラに、みんなすごいよ!と純粋に拍手を送りたいほどw

 

そして2期の見どころの1つは、やっぱりあすかと久美子とのエピソード。

クールなあすかが久美子に見せる表情、川っぺりでユーフォを吹いて聞かせるシーンなんて、色んな物がすごく美しく描かれていてもう…(T_T)

 

そしてちょっとおっとり気味というか、どこか気だるそうな久美子があすかに対して感情を露わに泣き叫ぶシーンや、最終回の告白なんて、胸がヒリヒリしてもう…( TДT)( TДT)

 

(出典:YouTube KyoaniChannel

 

正直、久美子のCVの黒沢ともよさんて全然知らなかったんだけど、すごいと思った。

 

号泣と憧れと疑似体験?

全国大会が終わった後の久美子の感情、最後に向けてそのよく分からない感情の正体が分かっていくんだけど、こういうよく分からない感情っていうのは、現実問題としてすごく多い。
(きっと自分だけじゃないと思うんだけど…)

実際その感情がなんなのかって綺麗に解決できないことも多いんだけど、そういう部分のリアルさもアニメで描くべきなのか、そもそも描くことができるものなのか、色々考える部分もある。

 

もしかして最終回、そんな風に終わるのかと思ったけど、杞憂に終わって良かった。

というよりも「ここでそう来るか!」とものすごく感動して一気に号泣…

 

余談ではあるけれど、こういう終わり方をする作品をみると、ストーリーは全く違うものの子供の頃読んで号泣した名作「アルジャーノンに花束を」を思い出してしまう。

 

最後の最後まで、とても美しくて、清々しくて、ほんとに素晴らしい作品だと思った。

 

以前所さんの番組で吹奏楽部を追うのをやっていて、すごく楽しかったのを覚えてるけど、アニメのようにドラマチックではないにしろ、きっとこういう濃い経験をしてきてるんだろうなと思うと、それでけでもその後の人生に少し厚みが加わる気がする。

 

今の時間が、どれほど素晴らしい時間なのかを説く大人の言葉は、悲しいかな若い時間を生きている本人たちには届かない。

だからこそ、大人になった者としては、今その時間を生きている子供たち、若者たちには思いっきりやってほしいと思うし、逆に自分と同じく聞く耳持たず通り過ぎて来てしまった人たちにはこういう素晴らしいアニメ作品で疑似体験、追体験してみるのもありなんじゃないかと。

 

(出典:YouTube KyoaniChannel

 

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