明けましておめでとうございます m(_ _)m
てな訳で、高齢の 恒例の年賀状イラストに関してのことを。
辰年ネタはアニワン?モモの助?コミック風?
毎年「ネタ」を考えるのに苦労するんだけど、今年は、というか、アイデアを練ってる去年の時点では「来年は辰年か、龍か」ってことで、「たつ」「龍、りゅう」「ドラゴン」まあ色々ありそうだな、って気楽に考えてた。
でも、いざあらためて考えてみると、色々あることはあるとして、「ネタ」として思いつくものがないなあ、と。
いやまあ、自分の基準としてオヤジギャグ的な?語呂合わせみたいなものってルールが自然にできてしまってて、自分でハードル高くしてる気もするんだけども…。
そういう視点で探してみてもなんか良いものが思いつかず、それプラス龍のイラストを思い浮かべてみると、アニワンの「ワノ国編」がちょうど終わったとこってこともあって、どうしても「モモの助」と「カイドウ」の龍しか思い浮かばず…
いつもながら、あれこれアイデア練ってるうちに時間もなくなってきてたし、じゃあもう『ONE PIECE』(ワンピース)で、というか、マンガ風でいいか、「とびたつ」でいいか、ってな感じで 汗
果たしてこんなふざけた年賀状出していいのか?ってな思いもありつつ 汗汗
ま、まあそんな訳で今回もギリギリ、というかチョイ遅れの26日に仕上げてポストに無事投函。
年賀状は25日までに出せば元旦に届くってことだけど、26日くらいならなんとかいけんじゃね?みたいな。
郵便局員さんありがとうございます m(_ _;)m
ここ何年か25日までに出せてないことを反省しつつ…。
イメージ〜超アナログレイヤー方式〜下書き
といつもながらの体たらくっぷりを書いたところで、これまたいつもながらの作成経緯なんかを。
まずは、なんとなく頭にあった龍のイメージで描いてみたんだけど、なんかちょっと違うかなと。
で、マンガ風なら「コマ割り」的な方向からイメージしてみっか、と描いてみた構図が下のみたいな感じ。
うっすいけど。
龍が「おう!行くでござる!」みたいに吠える?叫ぶ?感じにしたかった。
いや「ござる」だとまんま「モモの助」になっちゃうから避けたけど 笑
で、基本このコマ割りで最後まで行ったんだけど、最初は左下に「タツノオトシゴ」の「ラッパ隊」も入れようと思ってた。「パパパパーン!」みたいに。
ただ、自分の一言メッセージを入れるとこがないなあとか、思ったよりもゴチャゴチャしちゃうかなあとかでこの部分は却下した。
でいつものようにトレーシングペーパーで各パーツを別々に描いて、バランスを見ながら配置、重ねる、という超アナログレイヤー方式で「下書き用下書きの下書き」を作成、さらにそれを元に新しいトレペで「下書き用下書き」を作成という流れ。
使用するトレーシングペーパーはもちろん透明度の高いものに越したことはないんだけど、これは数字だけで分からない気もする。
例えばメーカーの違う 40g/㎡と50g/㎡ の2種類を持ってるんだけど、トレス台とかで透け感を見てみると 40g/㎡ よりも 50g/㎡ の方が”ムラ”っぽさもなく、なめらかで綺麗だったりする。
同じメーカーで比較したらどうなのかは不明なんだけど。
なので今回の場合は各パーツは 40g/㎡ 、「下書き用下書き」は 50g/㎡ を使用してる。
もちろん画像では分からない微妙さなんだけども 笑
各「パーツ」類(40g/㎡)
超アナログレイヤーの「下書き用下書きの下書き」(左)と「下書き用下書き」(右)(50g/㎡)
この「下書き用下書き」の時点ではほぼなにも考えずにコピックで線をなぞっていくだけなので、まさかの失敗をしたりする。
例えば「幸」の下部分を「半」にしてしまったりとか…
ただ「線」を入れていってる感覚なので「文字」の認識が欠けちゃってて、後になって「アレ!?」とか気づく笑
そんな間違いとかハミ出した線とかはホワイトで消したいところなんだけど、紙質とか色合いとかもあって、逆にホワイトが浮いて目立ってしまったりするので、地味にデザインナイフで切り抜いたりする。
こんなんしてるから時間なくなるんだけど…
下書き〜ペン入れ〜完成
「下書き用下書き」ができたら、今度は「下書き」を作成する。
これは一度スキャナに取り込むんだけど、A4のインクジェット用紙とか、なるべくキメ細かく純白の用紙を「下書き用下書き」の裏に置いてスキャンする。
上で書いたトレーシングペーパーの紙質はここで重要になってくる。
要はプリントアウトしたものが、なるべく白の用紙にペン入れしたような、原画のような仕上がりになって欲しいから、なるべく透明度が高く、ムラがない用紙がいいってこと。
スキャンの設定なども色々試しつつ、納得できる「下書き」がプリントアウトできたら、上で書いたようなハミ出した部分の修正の他、細かい部分の描き足しや装飾なんかを入れていく。
この時点ではまだとりあえず修正は効くので、離して見てみたり少し時間を置いて見てみたりと、何度も見返して、繰り返し修正していく。
これまた時間がかかっちゃうんだけど、これをはしょると最後の後悔がハンパないので念入りにする。
完璧って状態はないんだけど、「よし!もうこれで行こう!」と思えたら、本番のペン入れをして、黒やグレーなど、モノクロならではの色付けをして完成となる。
「下書き」(左)と「完成原画」(右)
↓
ちなみに「下書き」としてプリントアウトしてるもの、ペン入れした「完成原画」ともに使用してるのは普通のコピー用紙。
トレペや裏紙などにこだわり?つつ、「下書き」や「完成原画」がなんでコピー用紙やねん!って突っ込まれそうなんだけど、これも色々試した結果だったりする。
下書き印刷、本番ペン入れとも、今まで画用紙やら、スケッチ用紙、インクジェット紙、ケント紙などなど色々試してみたものの、結局普通のコピー用紙が一番好きなトーン、質感になるのでここに落ち着いてるという 笑
という訳で、超アナログレイヤーの「下書き用下書きの下書き」から「完成原画」の比較はこんな感じ。
スキャン取り込み〜印刷
いつも思うことは、どこかで書いたかもしれないけど、やっぱり「原画」を見て欲しいってことなんだけど、もちろん1枚1枚ペン入れして完成させるなんて無理なので、最終的にはプリントアウトの良し悪しが納得度の度合いに関わってくる。
同時に一番難しくて厄介だったりもする…。
というのも、インクジェット対応年賀状でもインクジェット印刷したらなぜかイマイチだったりするから。
そんな心配を最後まで抱えつつ、とにかくまずは「完成原画」をスキャンして取り込み。
プリンタやスキャンユーティリティのバージョンによっては、この段階ですでにガッカリする状態だったりする。
今回はまずまずだった ♪
そして今回も色々設定を試しつつ、コピー用紙やA4のインクジェット紙、去年の余りの年賀状などでテスト印刷しつつ、一番納得できる印刷結果を探してみた。
結果、やっぱり「普通ハガキ」にキレイ印刷するのが一番いいかなって感じだった。
プリンターのドライバがバージョンアップしてて、画質品質とかはアップしてたんだけど、微妙な色合いとかでしっくりくる方を選んだ。
画像だとほぼ分からないんだけど、インクジェット用の年賀状ながら「インクジェット紙」を指定してプリントすると「普通ハガキ」でキレイ印刷する時よりも若干青みがかる印刷結果に。
今回はその青みがかった方のプリント結果もなかなか良くて、モノクロながらちょっと「カラフル」な感じに仕上がって、どっちにするかすごく迷ったんだけど、最終的には「普通ハガキ」のキレイ印刷に。
スマホ画像だとちょっと暗いけど、最終のプリントアウト画像。
一応一周回ったし、来年からは…
という訳で、今回の辰年年賀状で一応干支を一回りした。
まあ、正確には「申年」と「丑年」は諸事情からイラスト描いてないんだけど、年賀状イラストを描き始めたのは「巳年」だから、今年の龍のイラストで全部描けた感じ?
来年からもう一周して「申年」「丑年」を含めてコンプリートを目指すかは今のところ未定。
喜んでもらえる嬉しさと、毎年末のプレッシャーを天秤にかけつつ、ちょっと考えてみようかなと 笑
それでは今年もよろしくお願いします m(_ _)m
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