ついこの前2017年明けたと思ったら、もう10日だった…
ちょっとやることあって、それが好きなことだったから時間が過ぎるのが余計に早く感じたってのはあると思うんだけど、それにしたってなんだこの早さ… (;・∀・)
ほんと歳を重ねる度に速度を増していく…
と、それは置いといて、去年、年賀状のイラストを描く前に和紙人形を作ってみたのでそれに関して。
“わがみにんぎょう”を創る
和紙人形とえらそうに?言っても、初歩も初歩、超初心者用w
以前下の記事で紹介した伊藤叡香氏の「和紙人形を創る」という本に基本的な作り方が解説されていて、それを参考に。
ちなみにこのタイトル『「わしにんぎょう」を創る』ではなく『「わがみにんぎょう」を創る』となっている。
「和紙人形」をどう読むのかは正式にどっちなのかは知らない…
やっぱりハードルは高い…
で、とにかく何も分からないので、取敢えず想像しながら適当に揃えてみた。
※以下クリックでデカい画像&スライド
↓
まあ、まずは適当にやってみよう、的な感じでおなじみ某ダ○ソーで折り紙やら千代紙、和紙、半紙、ボンド、コットン、粘土などを買ってみた。
半紙を買ったのは代用できるんじゃないかと思ったからで、普通の半紙をグシャグシャっとして、開くと「和紙な雰囲気」に?w
ちなみに作るのは「雪ん子」なので、半紙の白さでも問題なしだろうと。
で、まずは顔から作って行く訳だが、この段階ですでにものすごく難しい…
というか、やりだしてから思ったのは、やっぱりちゃんと記述されているものを用意すべきってこと。
用意するものとして針金やボンドの他に当然和紙があるが、その種類が「ちりめん」「ちりめんもみ」「雁皮半紙」など種類があって、さらに色の種類などもあるので、全く分からない身にはこれを選んだりするのがめんどくさい (・_・;)
着物の知識もないのでどの部分にどこの紙が来るのかも分からないし…
そういうのもあって、とにかくやってみようってことではじめたんだけど、まず顔のパーツで言うと、同じだろうと思って「コットン」を買うよりは、記述してある「脱脂綿」の方が絶対いいと思った。
小さいパーツではあるけれど、コットンも小さくていいかと言うと別の話で、思った以上にやりにくくて形を作りにくいので、さんざん試行錯誤しながら色んな方法を試した。
さらに紙のことで言うと、記述されてる雁皮半紙というものがどんなものか分からないんだけど、少なくとも普通の、ダ○ソーの折り紙サイズの和紙ではいくらやってもひどいシワができてしまって、とても顔として使える感じではなかった。
残骸…
結局半紙を使ってなんとか妥協できるところまで持って行った。
前からと横から。
結局最後まで「実際の和紙で作ったらどうなる」のか分からずの手探り状態で、上手く行ってるのか分からないままに進めていった感じ。
各パーツ作成&組み立て
各パーツの組み立て方は本に記述してあるのでここでは書かないが、各段階の写真を。
胴体になる部分。素材はティッシュペーパーとはがきなどのちょっと厚い紙。
それにコットン(脱脂綿)をかぶせる。
まずは各パーツを作成する流れなので、仕上がった「はず」の各パーツ。
ということで組み立てへ。
そして失敗に気づくw
パーツを作成してる時点でなんか違う気はしてたんだが、とにかく何も分からないのでそのまま進んでみたが…やっぱり違ってた模様…
左が間違い、右が正解。この違いを全くの素人が本で読み取るのは結構難しい気が…(言い訳)
ただ、組んでみるとちがいがよく分かる。
左が間違いで右が正解。
上半身ができたら下半身。
次に袖をつけて、髪の毛をつける。
ちなみに本の「雪ん子」の和紙人形は髪の毛がちょっとザックリすぎなので、個人的にたくさん切れ込みを入れてみた。
結果、「雪ん子」ってよりも「雪女の子供」?…
完成したのと、本のオリジナルを比較してさらに失敗に気づく…
一度組んでみてうまくいかずにやり直した際、「襟裏」と呼ばれる紫色の部分の前合わせがおかしい…
でも今さらやり直す気力もなく…
まとめ
という訳でなんとか完成できた訳だが、やっぱり全くの素人で、しかも着物の知識も全くない、とかの場合、この本だけで進めるのはちょっと足りない感じ。
着物自体の仕組み?着方?みたいなものが分かってるだけでもかなり違うと思うし、どういう作りになってるのかを知ってれば、今回みたいな失敗もなかった気がする。
細かい部分で言うなら、袖のシワの入り方も着物独特の入り方のようで、このシワを作るのも結構苦労する。
これも本当の和紙でやったらもっと簡単なのかも?と思わせる部分もあったりした。
結局のところ、上で書いたように、1人で進めるとなると、どれが正解なのかが最後まで分からないという部分が残る。
それと、一番想像と違ってたのが、パーツを作る時点から、各サイズが決まってるということ。
まあ考えてみれば当然と言うか、その方が効率的にも仕上がり的にもいい訳で、自分的には合わせながら作っていく感じかと思ってたので、あらかじめちゃんと決まってるのが自分の想定外だっただけ。
もちろん、伊藤叡香氏の作り方を全ての作家さんがしているとは思わないけど、この方法だと余計に着物自体の作りを知っていないと厳しい気がした。
だからこそ圧倒的に着物を来たことがある女性が有利だと思う。
逆に言えば、着物が好きで普段から着慣れてるような人にとってはまさにミニチュアの着物を作ってる感覚で楽しいんじゃないかとも思った。
色んな和紙を使うことで柄も自由に変えられるし。
一方で自分のように人形そのもの、あるいはフィギュアを作る、みたいな楽しみ方を求めると、微妙に違う気がした。
まあ展開しだいなんだろうけど。
どっちにしても、この「雪ん子」を作った後に下の記事にあるみたいな作品を見ると、超絶的なすごさをさらに実感できる (;´∀`)
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